バイクユーザー必見!急な雨でも安心の防水レインスーツ徹底解説 - BENQUE-store

バイクユーザー必見!急な雨でも安心の防水レインスーツ徹底解説

バイクに乗っていると、晴れていたはずの空が急に暗くなり、ポツポツと雨粒がヘルメットに当たり始める…そんな経験をしたことのあるライダーは多いでしょう。

ツーリング中の突然の雨ほど、体を冷やし、視界を悪くし、集中力を奪うものはありません。そんなとき頼りになるのが「防水性の高いレインスーツ」です。

しかし、レインスーツと一言でいっても素材や構造、機能性は千差万別。見た目が似ていても、実際に使ってみると全然防げない!」「蒸れて不快!」「走行中に水が染みてくる!と感じることも少なくありません。

この記事では、バイク用レインスーツの正しい選び方とお手入れ方法、そしてプロが教える防水対策のコツを徹底解説します。

バイクユーザー必見!急な雨でも安心の防水レインスーツ徹底解説

なぜ「バイク用レインスーツ」が必要なのか?

まず押さえておきたいのが、普通のレインウェアとバイク用レインスーツの違いです。

一般的なレインコートや登山用ウェアは、歩行時の雨や短時間の使用を想定して作られています。しかし、バイクでの走行中は状況がまるで異なります。時速60km以上で雨粒が体に当たると、まるで小さな弾丸のような勢いになります。その衝撃と風圧に耐えるためには、より強靭な素材と縫製技術が必要なのです。

さらに、走行中は体の各部に風が当たり続けるため、隙間や縫い目から水が侵入しやすくなります。

市販の安価なレインウェアでは、この「縫製からの浸水」を防ぎきれないことが多いのです。対して、バイク用のレインスーツは防水テープ処理や立体裁断が施され、風の流れに沿った設計がなされています。その結果、激しい雨でも水が中に入りにくく、快適なライディングを維持できるのです。

バイクユーザー必見!急な雨でも安心の防水レインスーツ徹底解説

防水性能のチェックポイント:素材と構造を見極めよう

次に、レインスーツを選ぶ上で最も重要な要素である防水性能を見ていきましょう。

防水力を左右するのは、主に素材」と「縫製構造の2点です。

まず素材について。高品質なレインスーツに多く採用されているのが、ゴアテックス(GORE-TEX)やエントラント、ナイロン+ポリウレタンコーティングなどの防水透湿素材です。これらの素材は水を弾きながら、内側の湿気を外に逃がすという優れた特性を持っています。つまり、「防水」と「通気性」を両立できるのです。

また、縫製にも注目しましょう。どんなに素材が防水でも、縫い目からの浸水は避けられません。そこで重要になるのが、シームテープ処理(縫い目に防水テープを貼る技術)です。この加工が丁寧に施されているかどうかで、防水力に大きな差が出ます。購入前には防水縫製仕様」「全シーム処理済みなどの記載を必ずチェックしましょう。

蒸れにくさを左右する「透湿性」と「ベンチレーション」

雨を防ぐだけでなく、快適さの鍵となるのが透湿性です。透湿性とは、内側にこもった湿気を外に逃がす性能のこと。防水性ばかりを重視すると、どうしても通気が悪くなり、ウェア内部が蒸れてしまいます。特に夏場や長時間のライディングでは、この蒸れが不快感や集中力の低下を招く原因になります。

そこでおすすめなのが、透湿防水素材を使用したレインスーツや、ベンチレーション(通気口)付きモデル。背中や脇下に空気の通り道を確保することで、内部の熱気を効果的に逃がすことができます。ベンチレーションが上手に機能すると、雨の日でもサラッとした着心地をキープでき、まるで“着るエアコン”のような感覚に。

また、メッシュ裏地付きのモデルもおすすめです。直接肌に張り付かない構造のため、汗をかいてもベタつかず、脱ぎ着もスムーズです。

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サイズ選びとフィット感が安全性を左右する

レインスーツ選びで意外と見落とされがちなのが、サイズ感です。

大きすぎると風でバタつき、走行中の安定性を損ないますし、小さすぎると動きにくくなって安全に支障をきたします。理想的なのは、ライディングポジションを取ったときに自然に体にフィットするサイズです。

また、バイク用レインスーツには、袖口や裾、首元に調整用のベルクロやドローコードが付いているものが多いです。これらを上手に使って風の侵入を防ぐことで、防水性と保温性がさらに向上します。

そしてもうひとつのポイントは視認性

雨天時は視界が悪く、ドライバーからバイクが見えにくくなります。そこで、反射材(リフレクター)が施されたモデルを選ぶことで、夜間や悪天候時の安全性が大きくアップします。

撥水性能を維持するメンテナンス術

いくら高性能なレインスーツでも、使い続けるうちに撥水性能は徐々に低下していきます。

水が弾かなくなってきたら、放置せず早めにケアを行いましょう。まずは使用後に軽く水洗いし、汚れや油分を落とします。泥や排気ガスによる汚れが残っていると、撥水加工の表面を傷める原因になるからです。

洗濯後は、直射日光を避けて陰干し。高温で乾燥させると素材が変質する場合があるため、自然乾燥が基本です。完全に乾いたら、撥水スプレーをまんべんなく吹きかけます。特に肩・腕・膝・裾など、雨を受けやすい部分を重点的にケアすると良いでしょう。

また、ドライヤーやアイロンの低温当て布仕上げを行うと、撥水成分が生地に定着しやすくなり、効果が長持ちします。これはメーカー公式でも推奨されているメンテナンス方法です。定期的にこのケアを行うことで、新品同様の撥水力をキープできます。

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長持ちのコツ:正しい保管方法と注意点

メンテナンスと同じくらい大切なのが、保管方法です。使用後にそのまま丸めて収納してしまうと、カビや臭い、素材の劣化を招く原因になります。必ず完全に乾燥させた状態で収納することを徹底しましょう。

また、保管場所にも注意が必要です。直射日光や高温多湿の場所は避け、風通しの良いクローゼットや収納棚が理想です。特に防水膜を使用しているモデルは熱に弱いため、夏場の車内などに放置すると劣化が一気に進みます。「濡れたまま放置しない」「高温多湿を避ける」この2点を守るだけでも寿命は大きく変わります。

雨の日の安心感が変わる。理想の一着を見つけよう

バイクに乗る以上、雨との付き合いは避けられません。しかし、正しい知識と装備を整えれば、雨の日でも安全で快適に走ることができます。防水性能、透湿性、フィット感、メンテナンス性…この4つをバランスよく備えたレインスーツこそ、あなたの相棒にふさわしい一着です。

「安いから」といって適当なものを選んでしまうと、結局すぐに買い替える羽目になり、コスパは悪くなります。少し価格が高くても、信頼できるメーカーの製品を選び、丁寧に手入れをすれば、5年、10年と使い続けることも可能です。

雨の日の走行は危険が増しますが、装備次第で快適にも変えられる。それこそがレインスーツの真価です。急な雨にも焦らず、「これがあるから大丈夫」と思える安心を、ぜひ手に入れてください。

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まとめ

雨に濡れるたびに「もっといいレインスーツを買っておけばよかった」と後悔するライダーは少なくありません。

しかし本当に大切なのは、「自分の走り方に合った一着を選び、正しくケアして長く使うこと」。この記事をきっかけに、あなたのバイクライフがより安全で、快適で、そしてスタイリッシュなものになることを願っています。

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